不動産買取とは?仲介との7つの違いやメリット・デメリットを解説

不動産買取とは?仲介との7つの違いやメリット・デメリットを解説
目次

不動産を売却しようと考えたとき、「買取」と「仲介」のどちらを選ぶべきか迷ってしまいますよね。実はこの2つの売却方法には大きな違いがあり、適切な方法を選ぶことが不動産売却の成功につながります。

本記事では、不動産買取と仲介の7つの違いを比較し、それぞれのメリットとデメリットを詳しく解説します。あなたの状況に合った売却方法を選択するための判断材料として、ぜひ参考にしてください。

不動産買取とは?

はじめに、不動産買取についての基礎知識を解説します。

不動産会社に直接不動産を売却する方法のこと

不動産買取とは、不動産会社が売主から直接不動産を購入することを指します。一般的な不動産の売却方法である「仲介」では不動産会社が売主と買主の間に立ち、売買の媒介を行います。一方「買取」の場合は不動産会社自身が買主となり、売主から直接不動産を買い取るのです。

「即時買取」「買取保証」の2種類がある

不動産買取にはおもに「即時買取」と「買取保証」の2種類があります。

即時買取とは、不動産会社が提示した買取価格に売主が応じればすぐに売買契約を結び、物件の引き渡しまで行う方法です。最短で数日から1週間程度で売却が完了するため、スピード重視の方に適しています。

一方、買取保証は、まず一定期間仲介での売却活動を行います。その期間内に売却できなかった場合に、あらかじめ提示された条件で不動産会社が買い取るという仕組みです。即時買取よりも買取価格が高くなる傾向にありますが、売却までに時間がかかるというデメリットがあります。

不動産「買取」と「仲介」の違いを7項目で比較

ここからは、「買取」「仲介」のそれぞれの特徴を7つの項目で比較してみましょう。

売却先

買取の場合、売却先は不動産会社になります不動産会社が直接物件を購入し、その後リフォームやリノベーションを行って転売するのが一般的な流れです。一方、仲介では売却先は一般の購入希望者となります。不動産会社は売主と買主の間に立ち、売買契約の成立に向けてサポートする役割を担います。

売却価格

買取価格は通常、仲介での売却価格の6~8割程度になることが多いです。不動産会社が利益を得るために、ある程度割安な価格設定になるのは避けられません。対して仲介では売主の希望に沿った価格設定が可能で、市場価値に近い価格で売却できる可能性が高いといえるでしょう。

仲介手数料

買取では不動産会社への仲介手数料は発生しません。その分売却価格は下がりますが、手数料分のコストを抑えられるメリットがあります。対して仲介の場合は売却価格に応じて一定の仲介手数料が必要となります。

売却期間

買取は最短で数日から1ヶ月程度で売却が完了する場合があります。買主が不動産会社に限定されるため、スピーディーな取引が可能です。一方、仲介は一般購入者を対象とするため、希望の条件に合う買主が見つかるまでに数ヶ月以上を要することが少なくありません。

内覧対応

買取の場合、不動産会社の査定で取引が成立するため、内覧の必要はありません。売主は内覧準備の手間を省けます。一方、仲介では購入検討者への内覧対応が不可欠です。日程調整や物件のメンテナンスなど、売主の負担も少なくありません。

契約不適合責任

買取の場合、物件の瑕疵について売主の責任が問われないケースがあります。不動産会社が物件を査定した上で購入するため、契約不適合責任を負うリスクは低いといえます。対して仲介では売主が契約不適合責任を負うことになります。物件の問題が発覚した場合のトラブルを避けるためにも、売主は物件情報を正確に開示する必要があります。

プライバシー

買取は不動産会社との直接取引で完結するため、プライバシーは保護されやすいとい えます。近所に知られずに売却できるのは大きなメリットです。一方、仲介では内覧対応などで取引が周囲に知られるリスクが高まります。

不動産買取のメリット

不動産買取と仲介の違いを比較したところで、改めて不動産買取のメリットを理解しておきましょう。

短期間で現金化できる

不動産買取の最大のメリットは、短期間で物件を売却し現金化できることです。不動産会社が直接買い取るため、売却までの期間が最短で数日から1ヶ月程度と非常に短いのが特徴です。

一般的な不動産の仲介売却では、買い手が見つかるまでに数ヶ月以上かかることが多いのに対し、買取ならスピーディーに取引を完了させられます。特に転勤や住み替えなどで早期の売却を希望する場合や、相続した不動産を早く処分したい場合など、売却までの時間を短縮したいケースでは買取が適しているでしょう。

なお相続した不動産を売却する際は、通常よりも多くの手続きが必要になります。相続後の不動産売却を検討している方は下記の記事も参考にご覧ください。

関連記事:相続した不動産を売却する方法や流れ|税金の特例が利用できる早めの売却がおすすめ

面倒な売却活動が不要

不動産買取のもう一つの大きなメリットは、面倒な売却活動が不要な点です。仲介での売却では、不動産会社が買い手を探すために広告を出したり、内覧の日程調整や立会いをしたりと、売主も協力しながら売却活動を進めていく必要があります。

しかし買取の場合は、不動産会社が査定をして買取価格を提示するのみ。売主はその価格に納得できれば売買契約を結ぶだけです。買い手探しはもちろん、物件の広告や内覧なども不要なので、売却にかかる手間を大幅に省けます。

多忙な方や不動産売却の経験がない方でも、買取なら安心して任せられるでしょう。売却活動の煩わしさを避けたい方に不動産買取はおすすめの売却方法だと言えます。

プライバシーが保たれる

不動産買取は、プライバシーを保持したまま売却できる点も見逃せないメリットです。仲介での売却では、不特定多数の買主候補が内覧に訪れるため、家の中を見られてしまいます。

また売却活動中であることを近所に知られてしまう可能性もあります。しかし買取なら、不動産会社の担当者が査定で物件を訪問する程度で、その後は売主の自宅に関わることはありません。

近所付き合いなどを気にすることなく、人目を気にせず売却を進められるのは、買取ならではの魅力といえるでしょう。

仲介手数料がかからない

不動産買取では、不動産会社への仲介手数料が発生しません。仲介での売却の場合、売却価格に応じて仲介手数料が必要になりますが、買取ではそのコストを抑えられます。

仲介手数料は、売却価格が400万円を超える場合、売却価格の3%+6万円+消費税が上限とされています。たとえば2,000万円の物件を売却した場合、仲介手数料は66万円+消費税となり、売主の負担は小さくありません。

一方で買取なら、このような高額な手数料は一切かかりません。買取価格は仲介での売却価格より安くなる傾向にありますが、手数料分のコストを節約できるメリットは大きいでしょう。

なお不動産売却の手数料については下記の記事で解説しています。こちらも合わせてご覧ください。

関連記事:不動産売却の手数料はいくら?内訳一覧と相場をプロが教えます

仲介では売れにくい物件も売却できる可能性がある

老朽化が進んだ物件や、特殊な間取り・立地の物件など、仲介での売却が難しいケースでも、買取なら売却できる可能性があります。買取を行う不動産会社の中には、リフォームやリノベーションを前提に、条件の悪い物件でも積極的に購入するところがあるためです。

売主にとっては価格面で妥協が必要になるものの、仲介では買い手が見つからない物件でも買い取ってもらえる可能性が広がります。「この物件は売れないだろう」と諦める前に、まずは買取の選択肢を検討してみる価値があるでしょう。

不動産買取のデメリット

不動産買取には、仲介での売却にはないメリットがあります。しかし一方で、買取ならではのデメリットにも注意が必要です。ここでは、不動産買取の主なデメリットを詳しく解説していきましょう。

買取価格が仲介での売却価格より安くなる

不動産買取の最大のデメリットは、買取価格が仲介での売却価格よりも安くなることです。仲介での売却価格と比べて買取価格は2~4割程度安くなってしまいます。

たとえば、仲介で2,500万円で売却できる物件が、買取だと1,700万円~1,800万円程度になってしまうケースがあります。買取価格が安くなる理由としては、不動産会社が物件を買い取った後にリフォームやリノベーションを行い、販売するための費用を差し引く必要があるためです。

また不動産会社の利益分も買取価格を下げる要因となります。一般的に、不動産会社の目標利益は買取価格の10~20%程度とされています。つまり、利益と経費を差し引くと、相場価格の6~7割が買取価格の目安になるのです。

買取対象にならない物件がある

不動産買取のもう一つのデメリットとして、買取の対象にならない物件があること が挙げられます。不動産会社は買い取った物件を転売することを前提としているため、再販売が難しいと判断した物件は買取を避ける傾向にあるのです。

具体的には、老朽化が進みリフォームが難しい物件や、特殊な立地・間取りのために需要が見込めない物件などが買取対象から外れやすくなります。土地についても、古い建物の解体費用が必要になるケースや、土地の形状が悪く使い勝手が悪い場合は買取価格が下がったり、買取自体を断られたりすることがあります。

さらに、事故物件のように通常の売却でも価格が下がりやすい物件は、買取価格がさらに低くなるか、そもそも買取不可になる可能性が高いです。

このように、不動産会社が買取対象とするかどうかの判断は、物件の状態や立地によって大きく左右されます。「この物件なら買い取ってもらえるだろう」と安易に考えず、複数の不動産会社に査定を依頼して、買取可能かどうかを確認することが重要だといえるでしょう。

不動産買取の流れ

不動産買取の流れは、仲介での売却に比べてシンプルです。ここでは、不動産買取の一般的な流れを4つのステップに分けて解説します。

なお仲介での売却の流れも合わせて知っておきたい方は、下記の記事もご覧ください。

関連記事:不動産売却の流れとは?必要な書類や費用・税金、注意点も解説

ステップ①不動産会社へ売却相談・査定依頼

まずは不動産買取を行っている不動産会社に売却の相談をし、査定を依頼します。

査定には、不動産会社が物件の情報をもとに簡易的に価格を算出する「机上査定」と、実際に物件を訪問して詳細に査定する「訪問査定」の2種類があります。

できるだけ高い査定額を引き出すためにも、複数の不動産会社に査定を依頼することをおすすめします。その際、一括査定サービスを利用すると、手間を省いて効率的に査定依頼ができます。

ステップ②不動産会社の条件確認

査定結果をもとに、不動産会社から買取価格や買取までのスケジュール、必要書類などの条件が提示されます。この段階で、複数の不動産会社の提示条件を比較検討し、自身に合った条件を提示してくれる会社を選びましょう。

買取価格は、物件の状態や立地、不動産会社の販売戦略などによって決まります。ある程度の価格交渉は可能ですが、大幅なアップは期待できないことを理解しておきましょう。

ステップ③不動産会社との売買契約の締結

買取条件を確認し、納得できる内容であれば売買契約を結びます。

契約書には、物件の表示、売買代金、決済・引渡し日、瑕疵担保責任などの重要事項が記載されます。契約内容をしっかりと確認し、疑問点があれば不動産会社に質問して解消しておきましょう。

なお売主に重大な瑕疵があった場合、契約不適合責任を問われる可能性があります。物件の状況について、正直に不動産会社に伝えることが重要です。

ステップ④決済・引渡し

いよいよ、売買代金の決済と物件の引渡しを行います。

決済・引渡しは、通常、契約締結後1~2週間程度で行われます。当日は、売主・買主双方が立ち会い、売買代金の交付と物件の引渡しが行われます。

円滑な引渡しのためにも、事前に物件の整理や各種手続き(住所変更、公共料金の精算など)を済ませておくことが大切です。

不動産買取業者の選び方

不動産買取を利用する際は、適切な買取業者を選ぶことが非常に重要です。ここでは、不動産買取業者の選び方のポイントを詳しく解説していきましょう。

なお下記の記事では仲介・買取それぞれの実績ランキングをもとにおすすめの業者を紹介しています。こちらも合わせてご覧ください。

関連記事:不動産売却はどこがいい?判断基準やランキング、コツも解説

複数の不動産買取業者に査定依頼をする

不動産買取業者を選ぶ際は、1社だけでなく、複数の業者に査定を依頼することが大切です。

複数の業者から査定結果を得ることで、自身の不動産の適正価格を把握できます。また査定額を比較することで、より高値で買い取ってくれる業者を見つけられる可能性が高まります。

一般的に、不動産売却の際は3社以上の業者に査定を依頼するのがおすすめです。ただし、あまりに多くの業者に依頼するのは効率的ではありません。3~5社程度に絞って査定を依頼するのが適当だといえるでしょう。

複数の不動産業者に査定依頼をするのは、不動産売却で家を高く売るコツの一つでもあります。業者選びと並行して下記記事の内容もインプットし、満足のいく不動産売却を目指しましょう。

関連記事:不動産売却のコツを7つ公開!高く売るための秘訣とは?

買取実績が豊富な業者を選ぶ

不動産買取は、業者の買取実績が非常に重要です。買取実績が豊富な業者は、適切な査定を行うためのノウハウやデータを蓄積しています。そのため買取価格の適正さや、スムーズな売却が期待できます。

買取件数だけでなく、どのような種類の不動産の買取実績が豊富なのかを確認することも大切です。自身の不動産と同じ種類の買取実績が多い業者なら、より高い査定額を提示してくれる可能性があります。業者のホームページなどで、買取実績を確認してから査定を依頼するようにしましょう。

売却したい物件の種類・エリアに強い業者を選ぶ

不動産買取業者の中には、特定の物件種別やエリアを得意としているところがあります

戸建てやマンション、土地など、売却予定の不動産の種類に強い業者や、物件所在地の地域に精通している業者は、適切な査定を行い、スムーズに売却できる可能性が高いです。物件の種類やエリアに合わせて業者を選ぶことで、満足のいく買取を実現できるでしょう。

なお新潟・長岡・上越で不動産売却を検討されている方は、ぜひ「不動産買取応援隊」までご相談ください。新潟県内では買取専門で18年。これまでに2,000件(新潟県全域)の買い取り実績があります。まずは下記よりお気軽にお問い合わせください。

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仲介相場との価格差が妥当な業者を選ぶ

不動産買取価格は、仲介での売却価格と比べると安くなる傾向にあります。

ただし、その価格差は業者によって異なります。仲介価格の8割程度の買取価格を提示する業者もあれば、6割程度の業者もあるでしょう。 買取価格が仲介価格と比べてどの程度低いのかを確認し、価格差が妥当な業者を選ぶことが重要です。

仲介価格の7割を大きく下回るような買取価格は、安すぎる可能性があります。一方で、価格差があまりに小さすぎる業者は、本当に買い取る意思があるのか疑問が残ります。複数の業者の査定額を比較し、仲介相場とのバランスが取れた買取価格を提示する業者を選びましょう。

不動産買取に関するよくある質問

最後に、不動産買取に関してよく寄せられる質問に回答します。

不動産買取と不動産仲介の違いは何ですか?

不動産買取は、不動産会社が直接物件を購入する方法です。一方、不動産仲介は不動産会社が売主と買主の間に立ち、売買契約の成立に向けてサポートする方法となります。

不動産を売却した場合、税金はかかりますか?

売却価格が購入価格を上回る場合は、原則として譲渡所得税がかかります。ただし、売却価格が購入価格を下回る場合は課税されません。譲渡所得税は売却価格から取得費用や譲渡費用を差し引いた金額に税率をかけて計算します。

関連記事:不動産売却での経費は?確定申告で節税できる項目とできない項目を解説

不動産買取で必要な書類を教えてください

不動産買取に必要な主な書類は、登記簿謄本、公図、建物図面、固定資産税評価証明書、印鑑証明書などです。また、マンションの場合は管理規約や修繕積立金の残高証明書なども必要になります。

関連記事:不動産売却で必要になる書類一覧|個人・法人の違いや入手方法

老朽化した物件でも買取してもらえますか?

老朽化が進んだ物件や、特殊な立地・間取りの物件は、買取対象から外れやすい傾向にあります。ただし、リフォームやリノベーションを前提に買い取る不動産会社もあるため、諦める前に複数社に相談することをおすすめします。

買取査定を依頼したら、必ず売却しないといけないのですか?

いいえ、買取査定を依頼しただけでは、売却する義務は発生しません。査定結果を受けて、売却するかどうかを検討することができます。

不動産買取に適した時期やタイミングはありますか?

不動産買取に最適な時期やタイミングは、物件の種類や地域によって異なります。一般的に、需要が高まる春から夏にかけての時期が売却に適しているとされています。

関連記事:不動産売却のベストタイミングは?不利な時期や売り時を逃さないコツも解説

不動産買取の流れを教えてください。

不動産買取の流れは、①不動産会社へ売却相談・査定依頼、②不動産会社の条件確認、③売買契約の締結、④決済・引渡しの4ステップが一般的です。

関連記事:不動産売却の流れとは?必要な書類や費用・税金、注意点も解説

不動産買取後のトラブルは心配ありませんか?

買取後は物件の所有権が不動産会社に移転するため、売主側に責任は及びません。ただし、物件の重大な欠陥を売主が知りながら告知しなかった場合などは、売主側に責任が発生する可能性があります。

関連記事:不動産買取でよく発生するトラブル事例5選|対策や相談先も紹介

不動産買取前にリフォームは必要ですか?

不動産買取の場合、リフォームは必要ありません。不動産会社が買い取った後に、自社でリフォームを行うことが一般的だからです。

関連記事:不動産売却前にリフォームは不要|査定額を上げるコツも詳しく紹介

不動産買取で気を付けた方が良い注意点はありますか?

不動産買取で注意すべき点は、物件の価値を適切に評価してもらうことです。複数の買取業者から査定を取り、買取価格を比較することが重要です。また売買契約書の内容をよく確認し、瑕疵担保責任などの重要事項を理解しておくことも必要です。

関連記事:不動産売却の注意点を徹底解説|売却前・契約時に気をつけたいポイントとは?

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